新生児蘇生法
この週末、新生児蘇生法コースのインストラクター養成講習会に参加してきました。
お母さんのお腹の中の生活から、胎外の生活に移行する「出生」は、人生の中でとても危険な瞬間。
約10%で移行が順調に進行せず、1%が救命のために本格的な蘇生が必要と言われています。
つまり10人に一人は、出生時に何らかの手助けが必要ということ。
標準的な新生児の蘇生法は、乳児期以降の蘇生法とは違う点がたくさんあります。
心拍がなくてもまず人工呼吸のみを行うこと、人工呼吸と胸骨圧迫の割合、、、など。
コースでは、スライドを使った講義、基本的な手技の実習、症例シナリオによる実習により、
どのような場合に蘇生処置が必要か? 状態をどのように評価し、どう対処するか? を
繰り返し実践的に学びます。
新生児に関わるすべての医療従事者の方に、ぜひ身につけていただきたい内容です。
FISHでは新生児蘇生法コースも定期的に開催していく予定です。
開催が決まりしだい、ホームページにてお知らせします。いましばらくお待ち下さい。
“新生児蘇生法” に対して4件のコメントがあります。
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新生児蘇生法。数年前までNICUに勤務していたので、蘇生後は携わったものの…興味深いです。
コメントありがとうございます。
元気に泣いて!と願いながら立ち会ったお産を思い出しました。
対象は新生児に限られますが、よいコースだと思います。
機会があればぜひ受講してみてください。
私も産科経験有りです。お決まり文句とされつつある「おめでとうございます。」の言葉が出せない時の、あの緊迫した空気。産婦さんは痛みから逃れて、平静を取り戻しつつあるわけで…。メンタルフォローは大切ですが難しい。
生まれてくる子供を迎え入れる世の中を!安全で健やかに育つことが出来る環境を、作りたいですね。
そして、繋げられる命は結んであげましょう。
母として、子供の死は、忘れたくても忘れるはずがない出来事で、何年経っても癒えないものです。
是非、現場の方々には知っていて頂きたいですね。
れもんさん
コメントありがとうございます。
その通りだなぁと思いながら、読ませていただきました。
手の届かないこともあるけれど、できることは、、、と思います。