人工足関節全置換術 (TAA) のシステム
進行性の変形性足関節症や関節リウマチによる足関節変形に対する治療として関節固定術が一般的に行われてきました。関節固定術以外の方法の一つとして1973年に人工足関節が開発され、両側例や周辺関節の関節変化が認められる症例に対して人工足関節全置換術が検討されます。
人工関節は膝関節や股関節にはよく行われる手技ですが、足関節には消極的なのが現状です。しかし関節固定術だと足首は一切動きませんが、人工足関節置換術は可動域が確保できます。
関節リウマチの両膝人工関節置換術後の患者さん、歩行時痛、腫脹、可動域制限を認め、レントゲンでは関節裂劇の狭小化、関節周辺の骨棘や骨嚢胞形成が見られました。足底挿板や注射、装具装着などの保存的療法では効果がなく、よく話し合ったうえ、人工足関節全置換術を行いました。
フリーハンドの作業が多く、物品はこれだけ!サイズはS、M、Lの3種類、サイズに合ったガイドやトライアルのみで、コンパクトなシステムでした。