久しぶりのBLSコース参加
福井では、しばらくコースをしていません。ガイドライン2010の正式な教材をでるまで様子を見ようかと考えているところです。で、他のファカルティによるコースに参加させて頂きました。補足資料と2005のコース教材を使って2010仕様とするコースです。
とある病院の中で「AHAのBLSインストラクターを育てて、院内講習としてBLS-HCPを開催できるようにしよう」という目的で、コースディレクターを育成している一環での、HCPコース開催でした。
福井県では安土病院が最初にそういった取り組みをしました。インストラクターを育成し、事務職、給食、清掃を含めた職員全員にHCPを受講させ、看護師にはACLSも受講させるという、アメリカ的な取り組みでした。
それなりの立場にある看護師にはICLSインストラクターなども取得させ、その結果、院内での緊急事態における結果が良くなったといいます。
その後、福井県済生会病院がAHAとITC契約を結び、院内研修としてAHAのコースを展開し始めました。また、福井市内の長内歯科医院ではインストラクターはいませんが、院長はBLSからACLSなどを受講し、スタッフ全員にBLS-HCPを受講させて、危機管理に努めています。
38度を超える熱発の中、たくさん勉強させて頂きました。まぁ、病人が来ては参加者全員にとって迷惑な話だとは思いますが、1ヶ月前からの約束でしたし、インフルエンザ検査で陰性でしたし、、、ごめんなさい。
40度を超えると、文字通り動けなくなります。以前、勤務中に自室で40度を超えて動けなくなり、何とか下熱剤を内服して2時間ほどで39度ちょっとまで下がってから動けるようになりました。ふらふらと救急部を受診して事情を話し、あきれられた事があります。そんな状態で診療をしていたのかと。
まぁ、午前の診療を終えるまでは普通に動けていましたし、、、ごめんなさい。
話を戻しますが、定期的な院内研修って、大事ですよね。多くの病院では救急部などがインストラクターを担当する事が多いようですが、タダでさえ忙しい診療科なのに、そんな仕事まで請け負ったら大変です。
特定の人達に押しつけず、自分たちで自主的に指導し合う。そんな環境を作るのにAHAのBLS-HCPインストラクターは手軽だと思います。インストラクターになるのは難しい事ではありませんし、基本的にDVDが教えるコースですので、インストラクターによる手技のバラツキが少ないです。
ICLSなどは費用が少なくて良いのですが、開催にはコースディレクターである医師の存在が不可欠で、固定された教材や指導基準が無いという欠点があります(これが利点となるケースもありますが)。
MFAもインストラクターになりやすく、教材も優秀なのでおすすめです。MFAは一般企業や学校などで普及すると嬉しいかなぁ。