成長期 野球肘外側障害
野球肘とは投球動作を繰り返す事で引き起こされる肘の障害で外側障害は上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)が代表的です。
成長期、体の左右差や姿勢、筋肉や関節の硬さ、弛み、投球フォームなど色々な要素で起こる疾患です。
肘関節の痛みや可動域制限で来院した子供、メディカルチェックで症状がなくても発症している場合が多数あります。
硬式野球ピッチャーの小学6年生、外側上顆のOCDでした。
症状は投球動作や投球後の肘関節痛、肘の屈曲伸展が完全ではない、動作時痛などでした。
約1ヶ月投球休止、離断性骨軟骨には集束型、周囲筋腱膜には拡散型のShockwave療法を行いました。
肘下がりの投球フォームにならないよう上肢の筋力強化と下肢の柔軟性も指導しました。
3ヶ月目は軽めの野球、4ヶ月目は外野手、5ヶ月目にピッチャー復帰、大きな痛みはなく可動域も獲得されています。