AHAについて

AHAってなんですか?

AHAはAmerican Heart Association(アメリカ心臓協会)の略号で、合衆国の医学学会です。

この学会では、心血管障害・脳卒中・高血圧に関する学術集会を開催し、医学雑誌の発行や様々なガイドラインを発表しており、これらの分野の世界的権威です。

心肺蘇生術のエビデンスの検討やガイドライン作りにも多大な影響力を持ち、AHAガイドライン2005は世界的心肺蘇生術ガイドラインの1つです。

JSISHってなんですか?

JSISH-ITC(日本蘇生協議会国際トレーニングセンター)は日本に6つあるITC(国際トレーニングセンター)の一つです。
American Heart Association(アメリカ心臓協会)と提携して、日本国内でAHA-ECCトレーニング・プログラム(各種心肺蘇生法講習)を提供しています。
詳しくはJRC-ITCのホームページをご覧下さい。

AMRってなんですか?

AMRとはAmerican Medical Response という、アメリカ全土にわたる救急車の会社です。アメリカは日本と違って民間の企業が救急車を各病院に派遣して運用しています。

AHAはコース開催をする拠点として認定した施設をトレーニングセンター(TC)と呼び、アメリカ国内には何千と存在します。そのトレーニングセンターの1つがで私たちが所属するのがAMRです。簡単にいうとAHAのTC(直属)です。

AHA は海外にもトレーニングセンターを認可していて、国際トレーニングセンター(ITC)と呼んでいます。日本にはAHA-ITCの団体が日本蘇生協議会 (JRC-ITC)、日本循環器学会(JCS-ITC)、小児集中治療研究会(JSPICC-ITC)など6つほどのITCがあります。

私たちはAMRの他に日本蘇生協議会JRC-ITCにも所属しています。

修了証の有効期限について教えてください。

有効期限は2年間です。

こちらで受講していただいた方の更新の際の受講料は、BLS 10,000円など割り引かせていただいています。

団体によって受講料が違うようですが、どうしてですか?

AHAのコースに定価はありません。基本的にはトレーニングセンターが決定しますが、多くのトレーニングサイトを持つトレーニングセンターでは、それぞれのサイトに任せているようです。

当方はアメリカのトレーニングセンターであるAMR、日本の国際トレーニングセンターである日本蘇生協議会JRC-ITCに所属していますので、受講料はそれぞれの決定に準じています。

資格の更新について教えてください。

AHAのカードは、有効期限が2年です。有効期限が来ましたら、更新のための受講をお薦めします。

本来は短時間で済む更新用のコースが存在するのですが、通常のコースを受講していただき、更新とさせて頂きます。

人間のする事ですから、半年も経過すれば多くの事を忘れてしまいます。1?2年も経過すれば、さらに忘れます。
更新用のコースは多くの内容が省かれていますので、通常のコースで復習しなおすのが良いと考えています。

当方で受講済みの方が更新される場合は、更新のための受講料を安く設定しています。ご相談下さい。

どのくらい勉強すればよいですか?

教科書をざっと読んで下さい。

BLS-HCPの教科書は、前半に救命の手順が記載してあり、後半に医学的背景などの参考事項が記載されています。まずは前半に集中して下さい。ざっと読んでいただき、理解出来て余裕があれば、後半も目を通してみて下さい。

ACLSやPALSなどは、教科書に“事前の自己評価テスト”が同梱されています。教科書をざっと読んで、このテストを使って自習して下さい。間違えた所は教科書を読み直して理解を深めましょう。

教科書を読んでも分からない?だからコースに参加するんです。教科書で予習して全てを分かってしまった人は、わざわざコース参加しなくても良いでしょう?あまり自分を追いつめずに、気楽に参加して下さいね。

筆記試験があると書いてありましたが、何でしょうか?

ハートセイバー各種コースに筆記試験はありませんが、BLS-HCPおよび二次救命処置に関する各種コースでは筆記試験があります。

“試験”という言葉に誤解を生じやすいのですが、講習で学んだ内容の再確認のためのチェックとお考え下さい。

そのため試験の内容は、講習中に学ぶ内容が出題されています。普通に講習に集中していただければ理解出来る内容ばかりです。

ネットで検索しますと筆記試験が不合格でカードが発行されないとか、筆記試験の点数が低くて将来インストラクターになれないとかいう記述が見られますが、それらはAHAの理念に反しています。

もちろん筆記試験で合格点を取っていただく必要がありますが、豪華クラインまでちゃんと指導するのが、インストラクターの義務なのです。

安心して受講してください。

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