BLSコースについて
他の団体との違い、講習の特徴を教えてください。
消防署や日赤で行われているのは一般の市民の方を対象として、一人で行う心肺蘇生法の講習です。
BLS-HCPコースでは、一人で救助を行う場合に加えて、二人で行う方法、バックバルブマスクの使用、窒息解除法などをより詳しく学んでいただきます。成人だけではなく小児や乳児を対象とした心肺蘇生法も学べます。
さらにお一人に1体のマネキンを使用してもらうので体で覚えていただけるコースです。マネキンは吹き込みの肺を1回1回取替え、フェイスも洗浄していますので、きれいなマネキンを使用できます。
興味のある方は一次救命処置法から二次救命処置法に進む事も可能です。もちろん資格は履歴書に記載できるものを提供できます。
職場の仲間と一緒に受けたいのですが、複数での受講は可能ですか?
講習の会場によって違いがありますが、4名?20名くらいの人数でコース開催しています。職場の仲間同士である程度の人数が集まれば、予定コースではなくプライベートコースの設定もお勧めです。
最大の特徴は、受講生一人に対して1体のマネキンを使っていただく事です。
他のグループでは1体のマネキンを複数の受講生で使用する事がほとんどですが、ボーとしている時間がもったいない訳です(MFAのコースは例外です)。
まずはご相談下さい。
自分の職場でコースを開催してもらうことはできますか?
ある程度の人数が集まっていただき、広い場所があれば、公募ではないプライベートコースを開催できます。会場の準備、遠方の場合は出張費などお願いする事があります。
コース時間が3時間半と聞きました。1日のコースを開催しているところもあるようですが、正式なコースではないのですか?
AHAが基準としているBLS-HCPのコース所要時間が4時間程度ですが、これはインストラクターが一人に対してマネキン2体、受講生6名の場合です。
当方ではインストラクターの数が多く、マネキンも受講生一人に1体なので、コース時間は3時間半が妥当です。1日(8時間程度)という基準から大きく外れた時間を引き合いに出していただいても、回答に困ってしまいます。
ポケットマスクってなんですか?
息の吹き込み(人工呼吸)を行う時に使う、感染防護具の一種です。一般的にポケットマスクと呼ばれる事が多いのですが、それはレールダル社の商品名です。正しくはフェースマスク等と呼びます。
要救助者に直接口を付けることなく、息を吹き込む事が出来ます。また、逆流防止弁が付いた製品が多く、要救助者の息が逆流してそれを吸い込んでしまうような事を防ぎます。
いろいろなメーカーから製造販売されていますが、レールダルやアームストロングの製品が広く普及していると思います。
フェースシールドよりかさばるのが欠点ですが、息を吹き込みやすく、また胸の上がりを視認しやすいという利点があります。
ハートセイバーAED、BLS-HCPコースで使用します。当方のコース中では無償レンタルと、販売(医療機器店経由)とがあります。