臓器移植法 立場違えば・・・
改正臓器移植法、A 案で可決・成立してしまった!
この可決を医者の専門科別に考えてみました。
ただでさえ少ない小児科医は一層忙しくなるであろう。。。
外科医は選択肢が増え、移植技術を持っている先生はいい話だと思っているだろう。。。
めちゃくちゃ忙しい麻酔科は大きな手術が緊急で入る事になり困惑しているだろう。。。
その他、いままでも移植が可能であった眼科、角膜が豊富になるだろう。。。
家族のカウンセリング役の精神科も大変だろう。。。
全体的に医者は一層、忙しくなる!
病院経営陣は設備投資、スタッフの人員増員、これまたお金のかかる話。
今後の対応を医療者に丸投げはされても困るなぁ〜と思います。
衆議院で成立後、個人的には参議院で案に上がった A’ 案を期待していた。
A 案とほぼ同じですが、脳死の位置づけが「臓器移植に限り人の死」の A’ 案です。
「一律に人の死」とするのには抵抗がありますからねぇ・・・
これからいろいろなケースが出てくると思います。
臓器を提供する側、臓器をもらう側、立場が違えば思いも変わります。
家族の気持ちを大切にしていく医療であってほしいと思います。
同日の News で、、、
18 歳未満の児童が親元を離れ、施設に 4 万人も預けられている。
その理由の 33.9% が虐待、、、なんともいいようがありません。。。