Contre-coup injury
慢性硬膜下出血はおじいちゃん、おばあちゃんが頭をぶつけて 3週間ぐらい経って発症する頭蓋内出血です。
お茶碗を落す、字がいつもと違う、足の力が入りにくい、、、
このような症状が出現して、そう言えば頭をぶつけたような・・・こんなエピソードがあり CT 検査で診断されます。
急性硬膜下出血は明らかな外傷があり、脳挫傷を伴う事が多いです。
昨日、ボクシングのチャリティー試合中、19歳のタイの選手がレフェリーストップ後に倒れ、
約 3時間後、搬送先の病院で硬膜下血腫による死亡が確認されました。
最終の第 10ラウンドの開始約 1分で、ロープ際に追い込まれた際に動きが止まり、
レフェリーが試合を中断したところ、同選手はそのままリングに倒れ込んだそうです。
この急性硬膜下出血には、国試のために覚えた特徴があります。
Contre-coup injury
これは衝撃をくらった反対側の脳損傷。
前頭部の衝撃があったら、その反対側の後頭部が損傷することです。
この選手の出血部位は不明ですが・・・
お気の毒です。