感電:小2、7万7000ボルト電線で 長野の変電所鉄塔

 今朝入手した情報では「死亡」とあったので驚いて検索してみたのですが、命に別状はないという昨夜の情報しか見つけられませんでした。大丈夫なのでしょうか?

 

 まぁ、子供はオトナの常識では考えつかない、とんでもない事や不思議な事をするものです。ネット上では子供を非難する記載が見られますが、無理ですよ。そんなの。

 

 自分が子供の頃は、家の隣にあった庭石屋で遊んでいました。2m以上ある巨石がゴロゴロと積んであり、その隙間は「秘密基地」になるわけです。危険きわまりない行為ですね。命に関わります。

 

 家の壁をよじ登って屋根の上を歩き回り、2階の窓から入って、、、とか普通にしていました。命がいくつあっても足りませんね。

 

 そんな悪ガキだった証が、顔や足に残っています。一生消えない傷として。今でもちゃんと生きていられるのは運が良かったのと、危険な行為と安全域とを体で学んだからでしょうか。

 

 最近は、危険因子は全て除外するのが社会の流れになっています。危険が予測される場合は、あらかじめそれを取り除いて安全な環境にしておく事。子供達はそんな絶対安全地帯で育っているので、何が危険であり、絶対に超えてはならない一線を学んでいないような気がします。

 

 AHAの小児の救命の連鎖は、保護で始まります。それを知った上で、うちの子供達は、けっこう痛い目に遭いながら育ちました。家の中で多少の危険行為をしようが、破壊の限りを尽くそうが、自由。ただし超えてはいけないラインを超えてしまった場合は、恐怖の雷。

 そんな育て方が吉と出るか凶と出るか。今回の事故から、学ぶべき、考えるべき事は多いと感じました。

 

感電:小2、7万7000ボルト電線で 長野の変電所鉄塔

2011年11月7日 21時4分 更新:11月7日 22時16分

 7日午後0時45分ごろ、長野県松本市浅間温泉1の中部電力本郷変電所で、立ち入り禁止区域にある高圧送電線鉄塔に登った同市の小学2年の男児(7)が7万7000ボルトの電線端子に触れて感電し、高さ約12メートルの点検用足場から転落した。松本広域消防局によると、男児は市内の病院に運ばれ、意識はあるという。

 中部電松本営業所によると、鉄塔は高さ約33.6メートル。周囲に高さ1.8メートルの金網が張られ、立ち入り禁止を示す看板があった。男児は金網をよじ登って侵入し、点検用はしごを使って足場に上がったとみられる。落ちた場所は草地だった。事故直後、周辺の約9400世帯で約10秒間停電した。

 県警松本署によると、男児は近くの公園で友人や小学3年の姉らと遊んだ後、3人で鉄塔に登ったらしい。【大島英吾、小田中大】