中学生の職場体験でBLS

 ここ2日間、近所の中学生が80名ほど、職場体験に来ていました。で、1時間ほどのBLS体験をしてもらいました。

 

 今まで、学校でも地域でも、そういったAED勉強会やBLSを体験した事が無いと。福井と比べてちょっと遅れているような気がしますが、まぁ、田舎ですから。

 

 初めてマネキンを見たり触ったりするわけですから、悪ふざけをしたり騒いだり、80人をコントロールするのは大変です。マネキンの鼻の穴に指をつっこんだり、鼻をつまんでみたり。

 

 決して怒ったり注意したりしません。鼻に指を入れて遊んでいる生徒には、「鼻に指をつっこまれたら、結構きついよね。意識を確認するのに、ちょうど良い刺激になるかな?」とか、鼻をつまんで遊んでいる生徒には、「そう、それ!もしも人工呼吸をするときは、そんな風にちゃんと鼻をつまんでおかないと、息が漏れちゃうからね」

 

 余計なおしゃべりがうるさくてAEDのメッセージが聞こえなくても、注意したりしません。「実際の緊急事態の現場では、これよりも騒がしいんだよ。AEDの声が聞こえないでしょ?大変なんだよ」

 

 悪ふざけをしていても、胸骨圧迫に伴う骨折の話し、実際にあった救命の事例などを話すと、真剣な目をして聞いてくれました。小学校や中学校での講習は、「関心を持ってもらう事」を目標にするのが一番と考えています。実際の手技をちゃんとしてくれなくても良い。興味を持ってくれれば、それが将来の「学習」に繋がるかなと。

 

 久しぶりに、楽しませてくれました。

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