太もものうしろ / お皿のまわりのスポーツ障害

本日未明から救急車を受け入れてしまい、長い長い暑い暑い一日になりました。

 

中学生3年生バトミントン部(右ラケット)、ドロップやカットのシャトルを拾う時、前方に出す右脚後面から外側の痛みで来院されました。

大腿二頭筋長頭に沿って痛みがありました。

大腿二頭筋長頭は、起始部が坐骨結節、停止部は腓骨頭、大腿後面から外側に走る羽状筋です。

繰り返しシャトルを拾う動作で大腿二頭筋長頭に肉離れを起こしたと考え、拡散型Shockwaveを3000発照射しました。

3000発を押し込みながら照射、痛みはほぼなくなり、しゃがむことが出来るようになりました。

骨盤や股関節周囲の筋力、体幹を含めた運動連鎖を基に複合運動のバランスを安定化するトレーニングも理学療法士に指導してもらいました。

明日の練習にハイパフォーマンスで戻ってもらえそうです。

 

 

高校1年生、硬式テニス(右ラケット)バックハンドのボールを打ち返す時に左膝が内反強制位になり、痛みが続くと来院されました。

お皿の内側に沿って圧痛があり、膝を曲げても伸ばしても角度によって激痛が走るという訴えでした。

全可動域にわたり膝蓋骨のトラッキングを動的にコントロールする役割がある内側膝蓋大腿靱帯(MPFL)と内側膝蓋脛骨靱帯(MPTL)の痛みと考え拡散型Shockwaveを2000発照射しました。

骨の周囲に照射するので少し痛みはありますが、照射して痛みが改善、膝をスムーズに動かして嬉しそうでした。

 

 

シンスプリンントや五十肩、たくさんトントンした一日でした。

節電しなければならないのに、、、北陸電力さん、ごめんなさい、、、

安土整形外科医院

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