ぶらんこむし

 マイマイガ っという蛾の幼虫が東北地方に大発生しています。

 

 今は住宅の壁などに産み付けられた卵塊から孵化したばかりの体長 2〜3 mm の幼虫です。

 この一齢幼虫は糸を出して吊り下がるので別名 「ブランコムシ」 と呼ばれています。

 7月ごろに羽化し、夜間に舞い舞い飛ぶため 「マイマイガ」 という名前が付いたようです。

 大きくなったものは体に害を与える事はないのですが、一齢幼虫に触ると赤くかぶれ、ひどいかゆみを伴います。

 問題なのは、風にのって移動するため体や衣類に付着すること。

 知らないうちに触れてしまったりします。

 週末、お外に出かける際は、長袖を着て予防してください。

 

 さて本業です。

 20歳代の男性、自転車走行中転倒し受傷。

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 左鎖骨骨折です。

 骨折部(1)に 2 cm の皮膚切開を入れ、骨折部を露出させます。

 骨折部(1)から2本のキルシュナー鋼線を髄内に挿入し(2)の方向に進め(2)の皮膚上に出します。

 キルシュナー鋼線の先を(1)の骨折部ぎりぎりにまで進めておき、骨折面を合わせ、(2)から(3)の方に髄内を通しながら進め固定します。

 固定後は(2)の所でキルシュナー鋼線を曲げ切離、埋没させ穴を縫合、(1)の皮切も縫合して終了です。

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 またすぐに自転車に乗れるでしょう・・・

ぶらんこむし” に対して4件のコメントがあります。

  1. kana より:

    小さな傷で治せるんですね!びっくりしました。
    またすぐに自転車に・・・ってどれくらい経ったら乗れるんですか?痛くないんですか?
    すぐに動かせるんですか? 入れたのは後、どうするんですか?
    ?がいっぱいですみません。よかったら教えて下さいm(__)m

  2. pudding より:

    kanaさん
    コメントありがとうございます。
    骨癒合は若い男性の肋骨で3週間といわれています。
    骨が出来次第、運動さらに自転車に乗れます(^^)
    今回の術後リハビリ開始は1週間後、肩関節の振り子運動からです。
    金属は骨が出来て、時間がある時に抜釘します。
    曲げた部分(2)に小さな切開を入れ、シューっと抜きます。
    1秒で済んで、楽です。
    また質問、???してください。

  3. chujou より:

    pudding先生の手術の手技のレクチャーは
    X-P写真とナンバリング表示が有るので
    非常に分かりやすいです。
    抜釘の方法まで‥‥ルンルンです(笑)
    勉強不足の私ですが、これからも宜しくお願いします。

  4. pudding より:

    chujouさん
    コメントありがとうございます。
    手術は一応、本業です。
    症例がありましたら提示していこうと思っています。
    こちらこそよろしくお願いします。

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