足底腱膜炎(足底腱膜痛症) Shockwave治療
足底腱膜は踵骨底側の内側突起から前足部まで及ぶ頑丈な腱靭帯組織で、足のアーチを支えています。Overuseもしくは中年以降に誘因なく発症する腱膜の炎症が足底腱膜痛症です。炎症が続くと踵骨に棘が形成され痛みが強くなったり、扁平足になり足全体の疲れを引き起こす原因になります。
症状は起床時などの始動時の荷重痛と圧痛で、治療は消炎鎮痛剤、湿布、軟膏、注射がありますが、あまり効果はなく、足底挿板を使い負担をかけない予防が主流です。
2008年に厚生労働省はESWTを承認。2012年4月にはFocused type(集束型)のESWT使用した場合ですが、難治性の足底腱膜痛症は健康保険の適応になっています。本領発揮といった所でしょうか、、、足底腱膜痛症のShockwave治療を2人の男性に行いました。
50代男性、立ち仕事、踵骨から足底中央にかけ深部に到達する衝撃波を当てました。明らかに改善を認め、2週間後、再度おこない痛みなく帰られました。
70代男性、Golf愛好家、衝撃波中の痛みはあまりなく、踵骨から足底中央にかけ深部に到達する衝撃波を当てました。痛みは改善、次の日は18ラウンド痛みなくできたそうです。しかし3週間後、長靴を履いて雪囲いをしたら少し痛くなったと来院されました。もう一度、、、やっぱり痛みは改善、首を傾げて帰られました。