フィルムカメラ(銀塩カメラ)
みなさんは、カメラをお持ちですか?写真を撮りますか?最近はデジタルカメラだったり、カメラを所有せずにカメラ付き携帯電話だったりますね。
僕は写真屋なので、ずーとフィルムカメラを使い続けてきました。そのフィルムカメラ、キャノンは製造をやめ、日本の工業統計からフィルムカメラの項目が無くなって1年が経つそうです。寂しいですね。
以前はフィルムから写真をプリントするのに、フィルムに直接光を当てて、印画紙に焼き付けていました。そのため拡大してもデジタルより綺麗で、色の調整は勘と経験が重要でした。最近はデジタルが中心になったので、フィルムもデジタルで焼付けします。フィルムを器械に入れるとスキャナーで読み込み、その情報を印画紙に焼き付けます。ですからフィルムで撮影しても、最終的にはデジタルプリントであり、デジカメと同じです。
でも僕は、フィルムが好きです。デジタルカメラは、5年も経過すれば性能の低い旧モデルです。パソコンも同じ。そんな中で、デジカメで撮影した画像が20年後にも生きていられるのか?無理でしょうね。
僕の使っているフィルムカメラは15年ほど前に発売された製品ですが、まだまだ現役です。そして僕が幼少時の写真とフィルムなどは、いまでも健在です。
小学校から卒業アルバム作成の仕事を頂き、撮影のために運動会、修学旅行、卒業式などなど出かけます。熱中症寸前になりながら運動会の写真を大量に撮影し、実際に使用するのは1割にもなりません。
結婚披露宴のアルバム作成依頼を頂き、披露宴会場を走り回って撮影する事もあります。やっぱり使う写真は数割ですね。
こんな時、デジタルカメラは便利です。フィルム残数やコストを気にすることなく連写し、微妙な表情の違いの中から良い1枚を選んで使用します。ネガやデータを保存しておく必要はない用途ですので、デジカメは非常に便利なアイテムです。
つい昨日も、カメラ屋で中古のフィルムカメラが目に付きました。そろそろ買い換えモードかなぁと。フィルムカメラとデジタルカメラ。それぞれに特徴があり、どちらも便利で必要な存在です。僕は子供たちの写真はフィルムカメラ。仕事の写真はデジタルカメラです。さて、みなさんは?