BLS いまごろ・・・?
第82回日本整形外科学会学術総会が5月、福岡で開催されます。
専門医資格保持目的で参加する予定です。
(50単位・・・まずい!です)
整形外科は外来数も多く、手術の件数も多い、とにかく忙しい科です。
高齢者の手術など全身状態の悪い方の手術も緊急で行ないます。
そういう時は、他科依頼をする事が多い、せざるおえない状態です。
いわゆる全身管理が出来ない(特に私は・・・)のが整形外科医です。
AHAの仕事は麻酔科、内科、救急の先生方がほとんどです。
私が整形外科だと言うと驚かれます・・・異質だと・・・
確かにあまりお目にかかりませんよね・・・うん!
そんな整形外科の学会で、
「整形外科医のための新しい心肺蘇生法エッセンス」
っという教育研修講演が設けられていました。
東京大学救急医学のT先生、、、ご苦労様です。
内容はBLS。
胸骨圧迫の手法、Hands only CPR、AED、、、ACLSチームに引き渡す・・・
Drでしょ・・・?いまごろ・・・?っと思われるかもしれませんが、
スタートした事を評価していただければと思います。
“BLS いまごろ・・・?” に対して2件のコメントがあります。
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以前、乗物で「お医者様はいらっしゃいませんか〜」っていうアナウンスで、あんまり考えずに向かった事があり、痙攣対応していると、あとから「私歯科医ですが・・」とか「皮膚科ですが・・」とポツポツと自信なさそうに来られたことがとても印象が残っています。あまりにも非医療従事者は、「医療従事者=何でも対応できる(医師免許は共通だし(歯科は別として))」と思っています。でも、専門分野が違えば、かなり勇気がいるというのも、AHAの講習をやって知りました。消防の講習のように「1歩前に踏み出す勇気」というような意味あいの意識教育も必要かもしれませんね。ましてや、CPAなどは「手技への自信」で要救を死なすかも知れないと考えてしまうかもしれませんね。「戻れば奇跡」っていう考えでも非医療従事者と違い、医療資格をもっている分、重荷になっているかもしれません。将来は「蘇生法をご存じなお客様」とか言われる時代が待ち遠しいです。たとえば「皮膚科で急変対応はないから」講習を受けないではなく、「院外でも対応できるように」と考えていただきたく思います。整形でもこういった「心肺蘇生法」に目をつけていただき、講演を聞いた方々の中から少しでも「本格的に受講してみよう」という方がいらっしゃれば、自分の為でも家族の為でもみんなの為にもなるので、とてもいいことですね!
Oさん
コメントありがとうございます。
BLSがあり、なにかと雑用もあってこんな時間になってしまいました。
ごめんなさい。。。
乗り物の中での急変についてですが・・・
医者って、看護師さんがいて環境が揃っていてできる医療行為がほとんどなんですよね。。。
確かに一般の方より知ってはいますが、知っているだけに難しい事もあります。
その点、看護師さんの方が力を発揮される場なのかもしれません。
整形外科医の講習の普及については・・・
断言はできませんが極めて難しいと思います。