かなづちも泳げる水着

 Yahooニュースより、こんなのがありました。
水着 かなづちも泳げる器具発表…大阪の会社が米社と開発

 え〜・・・なに?何のため?

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 画像から推測するに、腹部〜胸部に6角形の物体が6つ内蔵されています。おそらくスポンジ状のもので、浮力を増すための物体かと思われます。別にこんな物を作らなくても、ウェットスーツで充分ぢゃないの?

 これから熱くなると、水泳、水際アウトドアの季節です。溺水などの事故に備えて、BLSを再確認しましょう。溺水でもAEDは必要ですよ。

 僕はスクーバダイビングのインストラクターですが、実はプールではほとんど泳げません。でも、海では泳げます。ウェットスーツを着ると、更に泳げます。で、マスクとフィンをつけると、もっと泳げます。

 これは浮力が関係していると思われます。淡水と海水とでは浮力が違いますし、ウェットスーツを着ると沈まないので、楽に泳げます。浮き輪のような水の抵抗は少ないので、ラクチンです。プールで泳げないからとあきらめている方、ぜひスクーバダイビングを経験してみて下さい。スクーバは息継ぎをする必要がないので泳げなくても大丈夫ですし、海水という浮力、ウェットスーツの浮力、そして楽しさを感じていると、ライセンスを取る頃には泳げるようになっていたりします。やはり精神的な側面が大きく関与しているのかも。

 溺水が発生したら緊急通報して、通常のBLSの手順を踏んで下さい。トムとジェリーに出てくるみたいに、わざわざ腹部や背部を押して水をはき出させる必要はありません。CPRの途中で水をはいたりしたら、ログロールして口の中の水を出し、またCPRに戻って下さい。溺水でも、AEDが必要になることがあります。入手可能でしたら、早期に使用しましょう。地面や背中が濡れていたりしても大丈夫です。パッドを貼る部分、その周囲だけざっと拭きましょう。完全に乾いている必要はありません。

 レジャーの時期に入る前に、もう一度勉強し直して下さいね(スクーバは夏だけでなく年中楽しめます)。

かなづちも泳げる水着” に対して4件のコメントがあります。

  1. evans より:

    どうやらこの水着はハンディキャッパーの方々がTargetらしいです。パラリンピック等で使用して…っと……水着問題は大丈夫なのでしょうか(¨;)
    私も頭が軟らかいうちにっと一昨日ダイビングライセンス取得しました…が、泳ぎは問題ないのですが、もともと肌が弱いので日焼けで火傷状態になってしまいます(T_T)日焼け止めは…海の環境破壊になるかと思い、肌の露出を最小限にとパーカーやらイロイロ防御してますが……やはり火傷状態になってしまいます。何か良い方法はないでしょうか?
    友人にダイビングインストがおり、せっかくだからインストまで取ろうよ!っと誘われていますが…火傷問題が解決しないと難しいです(+_+)

  2. dr_mimimi より:

     evansさん、ありがとうございます。そういう目的だったのですね。納得出来ました。

     日焼け止めは、ものすごい環境破壊です。この世から無くした方がよいと言うくらいの環境破壊度です。やはり長袖のラッシュガードなどで予防するしかないですね。

     あるいは、ナイトダイビング専門にされてはいかがですか?はぐれかけたり、仲間に見捨てられたりした事がありますが、全く違う世界で楽しいですよ。夏のシーズンなら夕方仕事が終わってから海に行って、潜り終わってから軽い食事。最高の贅沢だと思います。

  3. evans より:

    長袖ラッシュガード試しました…どうしても首周りや手が火傷状態でした。
    ナイトダイビング…これは思い付きませんでした…仕事後…かなり無理がありますが(+_+)居住地の近くでダイビングする場所は……空いていれば3時間ぐらい車で高速乗り継いで行かないと着かないかと(私が知らないだけかもしれませんが)…

  4. dr_mimimi より:

     evansさん、再びありがとうございます。

     火傷状態、大変ですね。ダイビング雑誌に載っていた記事では、ナイトクラブの美白美人が、日焼けするわけにはいかないけどダイビングもやめられなくて・・・というのがありました。長袖、長ズボン、目出し帽につばの広い帽子と、非常に怪しげな重装備でダイビングに出かけていたそうです。

     僕は寒がりなので、ウェットスーツは持っていません。夏でもドライもしくはセミドライなので、クビ周りもしっかりとガードされています。フードは絶対外せず、グローブも必須です。薄手のフード着用、あるいはフードのクビの部分だけ切って、襟巻きのように使うというのはいかがでしょう?

     スクーバは誰でも楽しめるレジャーですが、そういったストレスが存在するだけで危険な状態になり得ます。いろいろな器材を駆使して、ストレスフリーで楽しめるようになると良いですね。

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