小学校でのBLS教育 32人+31人

 ステテコを買いました。1380円。高!!でも涼しくて、クールビズの名がふさわしいアイテムです。

 

 さっそくそのステテコをはいて、福井市内の小学校で勉強会。対象は

5年生 31名 + 保護者2名

6年生 32名 + 保護者5名

 

 文部科学省により、小学校から心肺蘇生に関わる教育を行うようにと、カリキュラムが組まれたそうです。マネキンに触れる実習を含めること。これは大変です。

 

 福井市では、消防さんは原則として小学校で講習をしないと決めたそうです。人手が足りずに、中学校以上でいっぱいいっぱいだそうです。しかも小学生は集中できる時間も短いですから、45分程度の授業時間しか取れません。

 

 マネキンに触れるための待ち時間を作ってしまうと、そこで子供たちの集中力がとぎれてしまいます。一人1体のマネキンで、短時間のうちに多くの体験をしてもらうのがベストです。準備したのは

リトルアン 32体

リトルジュニア 8体

AEDトレーナー 7台

紙で作ったなんちゃってトレーナー 40個(レールダルのパーソナルキット風)

 

 まずは5年生に、その後で6年生に実技をしてもらいました。別室では座学で、命の大切さを学んで頂きました。

 

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 小学生なので難しいことを要求するわけにはいきません。理論だの何だのは必要ないと思います。大切な事は限られています。命は大切なんだよ。仲間を大事にしようね。

 Hands Only CPRに基づいて、なるべく長い間、マネキンに触れて頂きました。生徒さんも保護者の方も真剣で、こちらが嬉しくなりました。これを機に、中学生になっても高校生になっても、ずっと何らかの講習を受け続けて社会を支えてくれればと思います。

 

 これだけのことが出来る団体って、少ないと思います。一般向けの講習は消防さんや医師会さんに押しつけっぱなし。これでは彼らの負担が大きくなるばかりで、要求された小学校のカリキュラムもこなせません。

 

 本来、BLS(一次救命処置法)は、誰が指導しても良いわけです。医療資格者である必要はありません。AHAのBLSインストラクターでは、高校生も存在するくらいです。他県の消防では、小学生の指導者育成を手がけているところがありますね。

 救命処置法を普及するには従来の考え方を捨て、消防さんや医師会さんにおんぶにだっこの状態を改善していく必要があると思います。

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