2010の流れ
新しくリリースされたガイドラインですが、22日のブログにはBLS-HCPのアルゴリズム表を掲載しました。ぢゃぁ、一般市民向けは?
AHAの場合、救助者を2つ(3つ)に分けています。つまり
Lay Rescuer 一般市民?
(Trained Lay Rescuer 訓練を受けた一般市民?)
HCP 医療関係者?
です。
Lay Rescuerは、以前にも公表されたHands-Only CPRを行う。CPRの方法を知らなかったり、訓練を受けたことがあるのに忘れてしまった場合は、緊急通報した電話で救急隊の指示を受ける。
訓練を受けたLay Rescuerは、胸骨圧迫:人工呼吸の30:2のサイクルを実行する。
ことが記載されていました。そうすると、Family and Friends CPRコースではHands-Only CPRを指導し、HS-CPR and AEDコースではHands-Only CPRと従来通りの30:2との両方を指導することになるのかなぁ。
Lay Rescuer
1,意識の確認を行う。正常な反応がなければ緊急通報を行う。(呼吸の確認はありませんよ)
緊急通報を受けた交換手(救急隊)は、救助者に対して何をすべきかアドバイスを与えるべきである。
CPRの方法を知らなかったり訓練を受けたのに忘れてしまった場合は、交換手(救急隊)の指示に従えるように準備しておく。
2,脈の確認は、すべきではない。これは困難な手技であり、医療関係者でも時間がかかることがある。
成人が急に倒れたり、意識がなくて正常な呼吸もなければ、心臓発作を起こしているとみなす。
3,胸骨圧迫を開始する。
☆毎分100回以上のテンポで
☆5センチ以上の深さで
4,そのまま胸骨圧迫を続ける。救急隊に引き継ぐか、明らかな反応を示すまで続ける。AEDが到着したら使用する。
AEDの使用方法については、従来通り。
☆訓練を受けたLay Rescuerは、30:2のサイクルを行っても良い。
HCP
1,意識の確認、呼吸の確認をほぼ同時に行う。(見て、聞いて、感じては無くなりました)
正常でなければ緊急通報する。
2,10秒以内で脈の確認を行う。明らかな脈を触れることが出来なければ、胸骨圧迫を開始する。
3,30:2のサイクルで胸骨圧迫と人工呼吸を行う。
4,AED(手動式除細動器)が到着したら使用する。
☆高度な気道確保がなされた場合は、非同期で6〜8秒に1回の換気を行う。
☆溺水、窒息などに遭遇した場合は最初に5サイクルのCPRを行ってから緊急通報をしても良い。
こんな感じでしょうか?
“2010の流れ” に対して2件のコメントがあります。
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mimi先生、いつも新しい情報を掲載していただき、ありがとうございます。G2010のアルゴリズムを正確に出来るように、勉強し直します。
また、G2010のBLS−HCPの時は、お世話になりますので、お手柔らかに指導してください。
ところで話は変わりますが、mimi先生が「新天地での勤務」との情報を得ました。くれぐれも、お体には気を付けて勤務してください。
無職さん、ありがとうございます。
AHAだけでなく、日本版のガイドラインも参考にしてみて下さい。面白いと思いますよ。
JRC版
http://www.qqzaidan.jp/jrc2010.html
現在は、体と命を張った仕事をしています。肉系の食事ばかりしていたら体調を崩したので、最近は野菜中心にしています。無職さんも、これから寒い季節、お体に気を付けて下さい。