PALS の奥深さ

 PALS、とうとう明日です。。。

 Pretest と Written Examination を見直し、コース中にお伝えしなければならない事を確認しました。

 

 改めて問題を解いてみると、見えてくる PALS がありました。

 

 大きな基礎疾患がないと仮定します。

 (1)もともと元気だった小児や乳児の臓器には機能不全がない事。

 ショックの小児にはなぜあんな大量ボーラス投与?大丈夫?

 だって老人に大量の輸液をすれば心臓や肺に影響が出ます。

 肺水腫や心不全、入れればいいという訳にはいきません。

 しかし、機能不全のない臓器に大量の輸液を入れたとしても、状態が安定したら余分な物は尿として排泄できるっという事。

 

 (2)起こっている症状や状態を改善する事が大事だという事。

 意識がなく徐脈になっても呼吸障害が原因ならば、呼吸を改善すればいい。

 

 (3)ACLS よりも徐脈の対応が難しいという事。

 有効な酸素化と換気にもかかわらず心拍数 60 以下なら CPR 開始。

 持続的な症候性徐脈があればアドレナリンの適応。

 徐脈が迷走神経の刺激、コリン作動薬の薬物中毒、もしくは房室ブロックに起因し、症候性ならアトロピンの適応。

 洞結節機能異常に起因する徐脈では TCPの適応 。

 いろいろなパターンがあり、状況を判断しなければならない事。

 

 ちょっと表現が難しく、分かりにくい説明しか出来ませんが、大人とは違う考え方が必要だと思いました。

 明日、明後日、このニュアンスの違いもお伝えできればと思っています。

 気を付けてお越しください。

PALS の奥深さ” に対して4件のコメントがあります。

  1. あぶ より:

    お疲れ様です。
    やっぱりPALS受講を決めたあぶです。
    受講しようと決め、教科書を買ったのが1ヵ月前…。
    お恥ずかしい話、全くまとまってません(汗)
    プレテストも、先生のブログにもある(2)のところなんですが、
    除脈なのか、呼吸不全なのか…、もうパニックです!><
    明日がとても恐ろしいような楽しみなような…
    何かを得られるようがんばりますので、
    明日はどうぞよろしくお願いします。

  2. pudding より:

    あぶさん
    コメントありがとうございます。
    プレテスト、、、薬理3、実践8、実践11でしょうか?
    とにかく呼吸が原因、そして呼吸に障害がでているなら呼吸をアシストしてください。
    あっ!そうそう・・・プレテストの答えが間違っています。
    実践の12 B、13 C、15 D、16 C、17 B、18 Aです。

  3. れもん より:

    今頃。。。
    pudding先生を囲むように、受講生さん方が大勢いらっしゃるのかと・・・?

    皆さん、マスク姿ですか?

    集合写真。みんなでマスク!!っていうのも、思い出に残るかもです・・。

    しかし、ふざけた事ばかり言ってられません。
    1ヵ月後が怖いです・・・。

  4. pudding より:

    れもんさん
    コメントありがとうございます。
    先ほど終りました。
    みなさんマスク姿で異様でしたよ・・・
    あと一時間半でひにちが変ってしまいます。
    今から今日のブログ書きますね。。。
    急がなきゃ!

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