リトルジュニア(小児マネキン)
AHAのBLS-HCPコースやMFAのチャイルドケアコースなどでは、乳児〜小児〜成人の心肺蘇生などを学びます。成人と小児の心肺蘇生は基本的な流れは同じであるため、成人のマネキン(リトルアンなど)をもって、小児の心肺蘇生の練習をすることが許されています。
ですが、保育園や幼稚園の関係者、小学校の関係者など、小児に頻繁に関わる方には、やはり成人マネキンで代用せずに小児マネキン(リトルジュニアなど)を使って頂きたいと思います。
向かって左から順に3才、リトルジュニア、5才、リトルアンです。
リトルジュニアが作られている設定年齢は調べても分かりませんでしたが、写真からも分かるようにサイズ的には5才程度です。リトルアンは小顔で肩〜手がないので実感ありませんが、体のサイズ的に大柄な成人です。
胸骨圧迫に要する力も、全く違います。胸が上がる有効な呼吸量も違います。小児に関わる方々には、やはり小児マネキンを使って練習して頂きたいです。
福井では、以前からリトルジュニアを導入してきました。また、アメリカのトレーニングセンターに所属するAMR-Japanと、日本蘇生協議会JRC-ITCのトレーニングサイトでも、一定数以上の小児マネキンを導入する動きが出てきました。
BLSコース受講予定の皆さん、リトルジュニアを使ってみたい方はコース申し込みの際に、お知らせ下さい。 成人マネキンとの違いを実感して頂ければと思います。