大腿四頭筋腱付着部炎/膝蓋靭帯付着部炎(ジャンパー膝) Shockwave治療
ジャンパー膝とは、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返すスポーツに多くみられる、オーバーユースに起因する膝のスポーツ障害です。大腿四頭筋の柔軟性低下が要因の1つに挙げられますが、特に成長期の長身選手は、骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、結果的に筋肉が硬い状態を招いた結果、その負担が末梢の膝蓋骨周辺に蓄積するために起こる慢性障害です。スポーツ活動時や長時間の正座の際に痛みが増強し、膝蓋骨(お皿)上縁もしくは下縁に圧痛を認め、局所の熱感、腫脹を伴います。重要な所見として、腹ばいにして膝を曲げると、大腿前面の突っ張ったような疼痛から逃れるために尻上がり現象が出現します。
スポーツを制限させ局所を安静、パテラバンド装着での運動、運動後のアイシングやストレッチが主な治療です。予後は良好ですが、時間がかかり数ヶ月間スポーツ中の痛みを我慢しなければなりませんでした。
小学6年生の学童野球ピッチャーで4番バッター、スクワット時に右膝蓋骨上縁と下縁に痛みがあり、全力疾走ができないと来院されました。尻上がり現象を確認し、膝蓋骨上縁から内側を回り下縁まで当てました。痛みなく廊下を走る事ができました。
小学5年生のバスケットボールの女子選手、左膝蓋骨下縁に痛みと腫脹があり、スクワット不能、足を引きずって来院されました。膝蓋靭帯から膝蓋骨下縁にかけて当てました。スクワットしてみて痛みなし、嬉しそうでした。
今からの体育は大縄跳びだって、、、困った、、、雪国福井の体育は、もっぱら縄跳びです。