PALS 思考回路形成手順
PALS は DVD を見ながら進めていきます。
初期評価→ポーズ・ディスカッション→一次評価→ポーズ・ディスカッション→二次評価をしていきます。
まず DVD を見てもらい、ポーズで初期評価をみなさんにしてもらいます。
外観はどうでしたか?
呼吸仕事量が増えていましたか?
循環・皮膚色についてどうでしたか?
以上を評価してもらい、考えられる状態を分類し、今のところ、危険か?まだ大丈夫か?判断してもらいます。
まだ大丈夫だと判断したならば、一次評価にすすみます。
次を DVD で見てもらい、ポーズで一次評価 (ABCDE) をみなさんにしてもらいます。
A: 気道は開通していましたか?
B: 呼吸の異常はありませんでしたか?
C: 循環・皮膚色で気付いた事はありませんか?
D: 神経学的評価は正常でしたか?
E: 全身観察として発熱や発疹はありましたか?
以上を評価してもらい、考えられる状態を分類し、この段階では、危険か?まだ大丈夫か?判断してもらいます。
まだ大丈夫だと判断したならば、二次評価にすすみます。
次を DVD で見てもらい、ポーズで二次評価 (SAMPLE) としてみなさんから質問していただき、情報を提供します。
S: 自他覚症状は・・・3日前から嘔吐・下痢がありました。
A: アレルギーは・・・ありません。
M: 薬物は・・・飲んでいません。
P: 既往歴は・・・特に病気一つした事がありません。
L: 最後に摂取した食事は・・・昨日の夜、少しだけミルクを飲みました。
E: 受診理由は・・・ぐったりしていたから・・・
などなどお伝えしていきます。
これを 1 症例ずつ、順序よく行ないながら、
Assess (評価)→Categorize (分類)→Decide (判断)→Act(行動)を繰り返す思考回路を作って頂きます。
なにか変だったら Act をいつでも行ない、Act したら Reassess (再評価)を行ないます。
もちろん危険だと思ったら応援や Dr を呼ばなくてはいけません。
これらのステップを 2 症例分行なったら、シュミレーターでその 2 症例を実践してもらいます。
Cardiac 4 cases、Respiratory 4 cases、Shock 4 cases 全て行なってもらいます。
行ったり来たり 6 往復ですね…
さらにまとめとして Putting It All Together で総合的に経験します。
あはははは・・・書いただけでも大変だったのに・・・こりゃ大変だぁ〜〜〜
“PALS 思考回路形成手順” に対して2件のコメントがあります。
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お疲れ様で〜す!!
思考回路手順のご指南を感謝します。
早速プリントしました。
目下、デタラメナ行動の私ですが、
やる気だけは、継続中です。
中高年でリスクは半端でない高さですが‥(汗)
手順書を参照に、思考回路を形成します。(笑)
FA楽しかったで〜す。
chujouさん
コメントありがとうございます。
プリントアウトしていただくほどの内容じゃなくて、
かえって申し訳なく感じます。
すみません。
また考えて書きます(^^)/