プール開きの前に
プール開きを前に、各地で心肺蘇生法講習会が開かれていることと思います。
地元の小学校でも、毎年この時期に講習会が行われています。
さて、この時期になると増えるのが「水いぼがあるので、プール前に治療を・・・」
と来院する子供たちです。
水いぼ、正式名称は伝染性軟属腫といいウイルス性のイボの一種で、
子供に多く見られます。
数個ならいいのですが、数え切れないくらいもあることも・・・
時間はかかるけれど放置しても自然に治癒すること。
水を介してはうつらないことなどをお話しし、治療方針を決めます。
積極的に治療せずに、自然経過をみる。
漢方薬を飲んで、治癒を助ける。
できているいぼを取る。
いろんな選択肢がありますが、積極的に治療しましょう、ということになると、
ピンセットでつまんでイボの中身をとるのが主な治療です。
ピンセットで皮膚をつまんでとる。。。ご想像通り、めっちゃ痛いです。
当然、子供は嫌がり、暴れ、お互い汗だくに・・・
できればしたくない治療ですが、皮膚の状態を見、親御さんの希望も加味し、行っています。
塗るだけで治る薬があればよいのに、、、と思いながらの治療が今年もそろそろ本番です。
“プール開きの前に” に対して2件のコメントがあります。
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お邪魔します。
水いぼについてですが‥
私の看護経験からも自然経過を見るのに同感です!!
処置を受けた小児の姿が可哀そうで、何年たっても思い出します。
身体のいたる所から血を流し、泣き続けてました(涙)
chujouさん
コメントありがとうございます。
そうですね、私も気長に自然経過をみることをまずお勧めしています。
自分もできて取ったことがありますが、部位によってはつまむのを躊躇する痛さでした。
子供が必死に抵抗するのもうなづけます。