check pulse

 BLS として、意識なし→呼吸なし→ の時、チェックパルスにて循環の有無を確認します。

 

 ACLS に移行してもモニターで VF/pulseless VT が継続しているなら、チェックパルスを行なわないのが G2005 の VF/pulseless VT のアルゴリズムです。

 

 しかし、無脈性電気活動(pulseless Electrical Activity : PEA)はモニターでなにか波形が出ているものの脈が触れない、いわゆるチェックパルスをしなければ診断ができません。

 よって PEA と宣言した時は、チェックパルスを行なわなくてはいけません。

 

 

 さらに、チェックパルスするのは電気的治療の後です。

 

 徐脈の電気的治療は経皮ペーシング(TCP)を使用します。

 TCP 装着しペーシング波形が出ている時、チェックパルスで心拍がある事を確認します。

 この時、胸部や頚部は収縮し分かりづらいため、右大腿動脈で確認します。

 

 頻脈の電気的治療は R 波を除細動が探し放電する同期カルジオバージョンを使用します。

 同期カルジオバージョンで電流が放電された事を確認した後、チェックパルスを行ないます。

 特に QRS 幅が広い頻脈(=VT)で心拍がなくなれば、頻脈のアルゴリズムから VF/pulseless VT のアルゴリズムに代わるので必ずチェックパルスが必要です。

 

 今日はチェックパルスについてまとめてみました。

 明日は、なにの項目にしましょうか・・・

 今日はとても暑い北陸地方でした。

 

check pulse” に対して4件のコメントがあります。

  1. れもん より:

    ACLSお勉強会初日。
    ありがとうございます。

    いよいよだなぁ・・・。
    そう思います。

    たのしみだなぁ・・・。

    怖いなぁ・・・。

    そんな、恐怖感もあります。

    皆さん、どんな風に、お勉強してるんだろう?
    それが知りたい!!
    (のんびりしてる私は、収集つかなくなってます。)

  2. pudding より:

    れもんさん
    コメントありがとうございます。
    え〜〜〜怖いなんて・・・!!!
    楽しみだなぁ〜っと思ってください。
    楽しい、充実感を提供いたします!
    ご安心ください。
    楽しくなかったら勉強できません、特に成人教育は。。。

  3. evans より:

    ACLSコースまで一週間切りました…今回は受講しないのでblogで勉強させて頂いておりますm(__)m
    私の問題は心電図です(T_T)素人にも解る本の紹介お願い致しますm(__)m

  4. pudding より:

    evansさん
    コメントありがとうございます。
    勉強会をblogで行なうのは、なかなか難しいです(T T)。。。
    表現が難しい時もありますし、やっぱり口でお伝えするほうが楽です。
    勉強になっているといいなぁ〜〜〜
    今、クエスチョンバンクを作成しています。
    そこに心電図をのせる作業でてこずっています。
    もうしばらくお待ちください。

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